東京都不動産市場の売却価格推移!2024年はマンションの売り時なのか?

2024年の東京都不動産市場では、晴海フラッグ(HARUMI FLAG)の販売開始などでマンションの売却価格が注目されています。

過去数年間、都心部では需要が高まり、新築に連動し中古価格も上昇してきましたが、需給バランスの変動や日銀による金利政策など外部要因の影響により、市場は常に変化しています。

このような状況下で、2024年はマンションを売却する絶好のタイミングなのかどうか関心が高まっています。

中古マンションの売却には、不動産市場の動向や経済指標を注意深く観察し、適切な機会を見極めることが重要です。

この記事では、東京都不動産市場の売却価格推移を分析し、マンションの売り時を解説します。

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目次

東京都の中古マンション売却価格の相場推移

東京都でマンションの売却を検討するにあたって「今ならいくらで売れるのか」「売却するタイミングとしてはどうなのか」を知るためにも、売却価格の相場の把握が大切です。

まずは、東京都における中古マンション売却価格の相場推移を、23区と23区外に分けてご紹介します。

23区の売却価格の相場推移

東日本不動産流通機構の「年報マーケットウォッチ2022年・年度」によると、東京都23区における中古マンション売却価格の相場は年々上昇傾向にあります。

2013年の売却価格は3,390万円でしたが、2018年には4,479万円、2022年には5,776万円となっています。

年度件数(件)㎡単位(万円/㎡)価格(万円)/前年(%)専有面積(㎡)
2018年15,43976.364479/5.758.66
2019年16,25378.834644/3.758.91
2020年15,08781.674889/5.359.86
2021年16,42190.735325/8.958.69
2022年15,441100.325776/8.557.58
東日本不動産流通機構「年報マーケットウォッチ2022年・年度」表1-③を基に作成     

23区外の売却価格の相場推移

23区外における中古マンション売却価格の相場についても年々上昇傾向にあり、2022年の3,326万円は前年比+10.0%となっています。

しかし、2018年と2022年を比較すると23区の中古マンションより売却価格の差は小さいことが分かります。

年度件数(件)㎡単位(万円/㎡)価格(万円)/前年(%)専有面積(㎡)
2018年3,64839.892,686/1.967.34
2019年3,76339.962,703/0.667.63
2020年3,56742.562,920/8.068.6
2021年3,94844.513,023/3.567.92
2022年3,41350.163,326/10.066.31
東日本不動産流通機構「年報マーケットウォッチ2022年・年度」表1-④を基に作成     

東京都の要件別マンション売却価格相場

東京都における中古マンションの売却価格について、要件別の相場を確認しておきましょう。

築年数別、間取り別、駅徒歩別に分けてご紹介します。

築年数別の中古マンション成約動向

中古マンションの売却価格は、築年数によってどのくらい差が出てくるのでしょうか。

築年数が何年ぐらいになるとマンションは高く売れにくくなるのか、23区と23区外の成約動向から確認しておきましょう。

23区の売却相場

2022年の23区における売却相場を築年数別にまとめました。

築5年までの売却価格は7,944万円で、築15年までは7,000万円台での売却が可能となっています。

築26年を過ぎると4,000万円台、築31年を過ぎると3,000万円台まで下がっていることから、マンションの築年数は売却価格に大きく影響することが分かります。

築年数件数(件)㎡単位(万円/㎡)価格(万円)専有面積(㎡)
~築5年1,632136.727,94458.1
築6~10年2,760118.877,35561.87
築11~15年2,000110.187,04363.92
築16~20年2,342102.076,52563.92
築21~25年1,47891.565,75362.84
築26~30年70377.724,44757.21
築31年~4,19867.513,25048.14
東日本不動産流通機構「年報マーケットウォッチ2022年・年度」表15-③を基に作成  

23区外の売却相場

同様に、2022年の23区外における売却価格を見ていきましょう。

こちらは築5年まで5,413万円となっていますが、築6年を過ぎると4,000万円台に、築16年を過ぎると3,000万円台まで下がっています。 さらに、築31年を過ぎると1,000万円台まで下がりますが、取引件数は多いことから、売れやすいことは確かといえるでしょう。

築年数件数(件)㎡単位(万円/㎡)価格(万円)専有面積(㎡)
~築5年32179.925,41367.73
築6~10年38269.964,96871.01
築11~15年37160.334,29871.24
築16~20年47552.033,97876.45
築21~25年40448.013,44971.84
築26~30年29139.962,53863.5
築31年~1,13230.781,77157.52
東日本不動産流通機構「年報マーケットウォッチ2022年・年度」表15-④を基に作成

間取り別の中古マンション成約状況

次に、中古マンションの間取り別の成約状況を確認しておきましょう。

売却を検討しているマンションの間取りではいくらぐらいで売れるのか、どのような間取りが人気なのか、事前のチェックをおすすめします。

23区の売却相場

23区の場合は、2DK・LDKの成約件数が最も多く、売却相場は6,854万円です。

次いで3DK・LDK、1DK・LDKが多く取引されています。

5D・LDKは売却価格が1憶を超えることもあり、成約件数が極端に少ないのが特徴です。

間取り件数(件)㎡単位(万円/㎡)価格(万円)専有面積(㎡)
ワンルーム1,09283.352,03324.39
1DK・LDK4,434107.364,19739.09
2DK・LDK5,143109.896,85462.38
3DK・LDK4,56794.887,04774.28
4DK・LDK34775.557,15994.76
5DK・LDK 以上793.7113,400143
東日本不動産流通機構「年報マーケットウォッチ2022年・年度」表17-②を基に作成 

23区外の売却相場

23区外で最も成約件数が多い間取りは、3DK・LDKです。

3DK・LDKは23区では7,000万円台で取引されています。23区外になると3,000万円台で入手入できるため、比較的購入しやすいといえるでしょう。

間取り件数(件)㎡単位(万円/㎡)価格(万円)専有面積(㎡)
ワンルーム13742.7788120.6
1DK・LDK29855.412,26240.83
2DK・LDK84251.873,11860.11
3DK・LDK1,77852.383,81672.84
4DK・LDK28242.154,05096.09
5DK・LDK 以上531.723,750118.21
東日本不動産流通機構「年報マーケットウォッチ2022年・年度」表17-②を基に作成

駅徒歩別の売却価格相場

駅から徒歩何分以内か」「バスを利用する必要があるか」なども、中古マンションの売却価格を決めるうえで重要なポイントになります。

2022年の駅からの交通別成約状況をチェックしておきましょう。

成約件数が最も多いのが「駅から徒歩10分以内」の中古マンションで、売却相場は4、917万円となっています。

間取り件数(件)㎡単位(万円/㎡)価格(万円)専有面積(㎡)
徒歩10分以内23,76180.634,91761.13
徒歩11~20分以内8,15452.183,59869.07
徒歩21分以上53936.12,55870.85
バス便2,31628.461,99770.17
東日本不動産流通機構「年報マーケットウォッチ2022年・年度」表21を基に作成

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東京都でマンションを売るなら?売り時を見極める5つのポイント

マンションの売却を検討するにあたって、売り時を見極めることでよりよい条件で売れる可能性があります。 東京都でマンションの売り時を見極めるポイントを5つまとめました。     

築25年を過ぎる前に売却する

マンションは築年数が新しいほど高値で売却できる可能性が高くなります。

目安としては「築25年以内」であれば、比較的売却しやすいといわれています。

上記でご紹介した「築年数別の中古マンション成約動向」からも、築25年を過ぎると成約件数は大幅に減ってくることが分かるでしょう。

特に、築5年以内の築浅マンションは内装のダメージも少なく、購入時とさほど変わらない価格で売却できる可能性があります。

築年数が10~20年の場合は水回りなどの設備に問題が出てくるケースもあるため、購入後のリフォームやリノベーションを想定した価格設定が必要です。

売りやすくなる時期を狙って売却する

マンションには「売れやすい時期」と「売れにくい時期」があるといわれています。

比較的売れやすいのは、4月からの新生活に合わせて引っ越しをする人が増える時期です。

入学や就職・転勤などで新しい住まいを探す人が多くなるため、その人たちが部屋探しを始める2~3月ごろにマンションを売却するのがベストです。

逆に、引っ越しを希望する人が少ない1月や8月は正月休みやお盆休み・夏休みもあるため部屋探しをする人も減ります。

この時期は「売れにくい時期」と考えたほうがよいでしょう。

大規模修繕が終わったタイミングで売却する

マンションでは一定期間ごとに大規模修繕が行われるため、できれば大規模修繕の直後に売りに出すのがおすすめです。

大規模修繕のあとならマンションの見た目がきれいになっているため、その点も売却のアピールポイントになります。

外壁や廊下などもきれいで、内覧時の印象が良くなり、成約に結びつきやすいでしょう。

ただし、大規模修繕のあとは修繕積立金が高くなるのが一般的なため、それを理由に購入を見送られてしまう可能性もあります。 そのため、修繕積立金が高くなりすぎる前に、1回目の大規模修繕のタイミングで売却を検討するとよいでしょう。          

周辺環境が悪くなりそうなら早めに売る

マンションの周辺に大型のショッピングモールや大学などがあり、数年以内に撤退する予定がある場合は、なるべく早めにマンションを売却したほうがよいでしょう。

マンション周辺の人口減少によりバスの本数が減るなどして、生活が不便になってしまう可能性があります。

そうなると一気に買い手が付きづらくなると考えられるため、早めに判断することをおすすめします。

湾岸2024年問題に対応するなら今が売り時

東京都中央区・江東区の湾岸エリアには、2024年に引き渡し予定となっている大規模マンションが建設されています。

代表的なタワーマンションには「晴海フラッグ」や「パークタワー勝どき」などがあり、引き渡し開始と同時に多くの人の住み替えが発生する予定です。

これらのタワーマンションへ住み替えるために、現在住んでいる住まいを売却する人が増えると、中古マンションが供給過多状態になると予想されます。

それによりマンションの価格が下落し、希望通りの価格で売却できなくなってしまう可能性があるでしょう。

こうした「湾岸2024年問題」に対応するためであれば、まさに今が「売り時」といえます。

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東京都のマンション売却なら地元の不動産会社を選ぶべき!その理由は?

東京都でマンション売却を希望されるなら、地元の不動産会社に依頼することをおすすめします。 大手不動産会社にはない、地元の不動産会社ならではのメリットをまとめました。 

地域の実情にくわしい

地元の不動産会社は「その地域の実情にくわしい」という強みがあります。

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例えば、学区や治安のこと、人気の学習塾の情報、買い物におすすめのスーパーのことなど、実際にその地域で暮らす人が最も「知りたい」と思う情報を持っているはずです。

売却を希望しているマンションをどのような人が「買いたい」と思うのかを理解しているため、スムーズに売却できる可能性があります。

地元の購入希望者の情報が集まる

地元密着の不動産会社は、その地域の顧客の情報量を豊富に持っています。

昔からの付き合いなどでのつながりも多く、購入希望者の情報を得やすい点も特徴の1つです。 大手の不動産会社に比べると顧客数は少ないケースがほとんどですが、そのエリアに絞ってマンションの売却をおこなう売り手にとっては、ピンポイントの情報に強い不動産会社を選ぶメリットは大きいでしょう。

きめ細かい対応が可能

地元の不動産会社は大手と比べて顧客数や取扱件数が少ない分、よりきめ細かい対応が期待できます。

担当者とのコミュニケーションも取りやすいため、相談したいことや分からないことがあっても安心でしょう。

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まとめ

東京都における中古マンション売却価格の相場推移や、築年数・間取り・駅からの利便性など、要件別の売却価格相場について詳しくご紹介しました。

23区・23区外ともに、中古マンション売却価格の相場は年々上昇傾向にあるため、できるだけ希望に近い価格で、かつスムーズにマンションを売却できるよう、売り時をしっかり見極めましょう。

東京都で中古マンションを売却するなら、地域の実情にくわしくきめ細かい対応が期待できる地元の不動産会社に依頼するのがおすすめです。

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この記事を書いた人

大学卒業後、大手不動産仲介会社に就職。
5年間勤めた後、建売会社で2年間仕入れ営業を経験した後に、クルーズカンパニーへ入社。
主に広報活動や執筆活動を担当しています。
出身地:群馬県
家族:妻 長女 長男
趣味:キャンプ カメラ 釣り

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