『事故物件』
一度は耳にしたことがある言葉かと思います。
家を買う・借りる際に「これって事故物件なの?」「告知の義務はないの?」など気にする人は多いかと思います。
今回は、そんな事故物件の意外と知らない秘密についてご紹介させていただきます。
まずは一体どんな物件を事故物件と呼ぶのか確認してみましょう。
事故物件の定義
事故物件には明確な定義がありませんが、一般的に のある物件のことを指すと言われています。
では心理的瑕疵とは何でしょうか。
心理的瑕疵・・・不動産取引において、借主・買主に心理的な抵抗が生じる恐れのある事柄。
自殺・他殺・事故死・孤独死などがあったこと、近くに墓地や指定暴力団事務所があるなどが該当する。
上記の中でも「自殺・他殺」のあった物件を事故物件と呼ぶ事が多いです。
事故物件の告知義務
よくお客様から「2人目以降の入居者は告知しなくて良いんでしょ?」「何年間は言わなくちゃいけないの?」などと質問を受けます。
果たして告知に関してはどんなルールがあるのでしょうか。
事故物件には告知義務というものがあり、「不動産取引にあたって一定の条件に該当する場合は買主・借主に伝えなければいけない」となっています。
一定の条件とは国土交通省が公表するガイドラインに記載があります。
①自殺、他殺、火災による死亡
②自然死などでも特殊清掃や大規模リフォームなどが行われた場合
③社会的な影響の大きさなどから、買主・借主が把握しておくべき特段の事情があると宅建業者が判断した場合
賃貸取引の場合、①②は死が発生もしくは発覚してからおおむね 3 年間告知し、以降は原則として告知の義務はないとされています。
しかし、買主・借主から問われた場合にはできる限りの調査(売主・貸主に確認するなど)をして、該当する事実があればお伝えしなければなりません。
また集合住宅の場合は、該当住戸の住人が日常生活で使う廊下やエントランスなどの共用部で起こったことも告知義務の対象となっています。
たまに「事故が起こってから 2 人目以降の入居者には告知不要」なんて話も聞きますが、そんなルールはないみたいですね。
事故物件を見極めるには?
事故物件を見極めるポイントがいくつかあります。
ここでは6つほど紹介させていただきます。
①家賃が周辺相場より安い
周辺相場よりあまりにも安い物件は事故物件である可能性は高いです。
事故物件は体感的に 2~3 割程度安くなっていることが多いです。
お部屋を探すときは周りの家賃相場も一緒に調べましょう。
②一部分だけリフォームされている
そんなに古くない物件で一部分だけリフォームされていると事故物件の可能性があります。
人が亡くなった場所(特に床やお風呂場)は汚れてしまうことがあるからです。
③定期借家契約になっている
定期借家とは住める期間があらかじめ決まっている賃貸物件のことです。大家さんが自由に
契約期間を決められるのが特徴です。
賃貸の場合「告知期間」がある為、その間だけ家賃を下げて貸し出す大家さんもいます。
④建物名が変更されている
殺人事件や死亡事故が起こった物件は、マンション・アパート名を変更している事がありま
す。ネット検索で物件名が引っかからないようにするためです。
建物名や住所を検索して、昔の建物名が出てくる場合は事故物件の可能性が高まります。
⑤インターネットで調べる
代表的な事故物件掲載サイトとしては「大島てる」があげられます。
全国の事故物件の情報が容易に調べられます。
ただし、このサイトに掲載されている事故物件の多くは、物件投稿機能によって一般の人から
投稿された情報です。
そのため、掲載されている物件内容が必ずしも正しいとは限らず、信憑性に欠ける可能性も
あることを頭に入れて利用しましょう。
⑥仲介の不動産屋に聞く
担当の方が良い人であれば、知っていることを教えてくれると思います。
担当者も物件のすべてを把握している訳ではありませんが、数年前くらいまでの情報であれ
ばネットに載っていないようなことも知っているかもしれません。
事故物件に住んだ人の話
度々、テレビや YouTube の怖い話で登場する「事故物件」。
実際に住むとどんなことが起きるのか想像しただけで眠れなくなりそうです。
私の友人で以前に殺人があった部屋と知っていながら事故物件に住んでいた人がいました。
その友人は 5 年ほど住んでいましたが 5 年のうち心霊現象が起きた回数は、、、
なんと 0 回 !!!
特に何も起きなかったようです。笑
家賃が安く済んだのでラッキーだったと言っていました。
事故物件に十数回引越ししている某芸人さんは「心霊現象起きた部屋は住んだうちの半分くらい」と言っていました。
事故物件と言えども、すべてに心霊現象が起こる訳ではないみたいです。
霊感がない人や気にしない人にとっては安くて良い物件なのかもしれません。
最後に
最近では事故物件を題材にした映画などが公開された影響もあり、家を
「買う」「借りる」際により気にする方が増えたように感じます。
「事故物件だけには住みたくない方」「家賃が安いならむしろ事故物件に住
みたい方」ぜひ弊社にお問い合わせください。
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会社名 | 株式会社クルーズカンパニー TRENT(トレント) |
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